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作・演出 

川村 毅

​あの日のボクたちと、キミへ。
そして、世界が一変する。

日本大学芸術学部演劇学科 令和5年度総合実習A1「オール・アバウト・Z」メインビジュアル

——ごちゃごちゃの町だ。
——ごちゃごちゃが夕焼けに染まってる。
——この夕焼けは、世界の終わりのように美しい。
——ところが世界はそう簡単には終わらない。だから人間は苦しいんだ。


 

『オール・アバウト・Z』は、劇作家・川村毅がコロナ禍を生きる若い俳優たちに向けて書き下ろした戯曲です。2021年、下北沢ザ・スズナリにて初演されました。
川村は、1984年に日本初のアンドロイド演劇といわれる『ニッポン・ウォーズ』の上演以来、『ボディ・ウォーズ』『エフェメラル・エレメンツ』と、アンドロイドと人間の共存について書き継いできました。大規模学習モデルによる対話型AIが登場した近年、もはやそのテーマは「単なるSF」ではなくなっています。今回の上演を通して、フィクションが現実に迫っている状況を社会に問いかけます。

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